日本趣味 : 雨の大橋(大はしあたけの夕立)

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日本趣味 : 雨の大橋(大はしあたけの夕立)
 後期印象派の大画家フィンセント・ファン・ゴッホの日本趣味(ジャポニズム)に対する強い憧れが顕著に示される作例のひとつ『日本趣味 : 雨の大橋(大はしあたけの夕立)』。

 本作は19世紀前半期を代表する浮世絵師 歌川広重随一の錦絵『名所江戸百景 大はしあたけの夕立』をゴッホがほぼ忠実に模写した作品である。ゴッホはこの時期、本作以外にも同じく歌川広重の『梅の花』や渓斎英泉の『雲龍打掛の花魁』など複数の錦絵の模写作品を残しており、これらの原図はゴッホの模写作品が世界的な知名度を得るに至る大きな要因のひとつとなった。

 原図をほぼ忠実に模している本作で最も注目すべき点は、原図となった『名所江戸百景 大はしあたけの夕立』最大の特徴であり、西洋式絵画表現とは決定的に異なる雨の描写にある。



 
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